泊まれるパブガイド

ぐでんぐでんになっても、あとは上で寝るだけというこの世の極楽。注意するのは千鳥足で階段を上るときだけ。

●ロンドン・・・安く、生粋のパブの上で寝られるような場所は少ない。知っている人は教えて欲しいくらい。あえて言えば、ヤングズなどビール会社が経営するホテルにパブが備え付けられている、という形式となるが、これが朝食つきで70ポンド(約1万4000円)など高い! 

●ロンドン郊外や田舎・・・個人経営のパブの2階の部屋が空いていて、泊めてくれる、という場合もある。ガイドブックやHPには、「Bed」表示があっても、行ってみたら従業員家族が使用したりもするから、事前に「今は泊まれる部屋があるか」要確認。
《ロンドン編》
Young'sの系列ホテル
ロンドンを中心に全英に20くらいのホテルを経営しているが、ロンドン中心地は少なく、ウィンブルドンやリッチモンドなどの郊外となってしまう。ヤングズのホームページでは、40ポンド(8000円)〜となっているが、ロンドン中心地となると、最低70ポンドくらいはする。やはり大手の経営という感は否めず、アットホームさに欠ける。とりあえず、どこも取れなかった場合の最終手段として、そこそこ便利なロケーションにある下記あたりをトライするのが無難だが、部屋にあるラムグッズ(シャンプーや石鹸など)が充実しているので、それをお土産にするくらいしか(おいおい・・・)メリットはなさそう。
↑参考までにヤングスホテルパンフの地図を載せておきます。GBGとあるのが「グッドビアガイド」に掲載されていたもの。となると、ビールがうまく、中心地にいちばん近いとなると下のBrookGreenHotelとなります。
名前 アクセス 概要 Websiteにある以外の写真 オススメ度
Brook Green Hotel
グッドビアガイド掲載
Hammersmith駅から7分 左は部屋と1Fのパブ。もともとは「ジンパレス」だった1886年からの建物をリニューアルしたものらしく、パブの天井は高い。ヤングス系列の中ではもっとも中心地に近く、アクセスがよいと思う。
★☆☆
Bridge Hotel グッドビアガイド掲載
   
中心地から25分、Central lineでGreenford駅から徒歩10分 なんかなぁ。立派な建物で(イコール新しい)、接客も折り目正しく(イコールよそよそしい)、場所も不便(まぁヒースロー空港からだと車で15分らしいが)という、ここにわざわざ書くまでもないところ。ここに泊まるためだけにわざわざ行ってしまった僕って一体・・・。朝はしっかり1Fのバー(イコールパブではなかった!)も締まっていた。
☆☆☆

《ロンドン郊外編》
Greater Londonと呼ばれる、ロンドン中心部から少し離れた地域が実はいちばんのねらい目だと思っている。中心部ではほとんど残っていない個人経営店に出会える可能性もあるし、料金の相場もグンと下がる。その代わりにアットホームさはグンと上がる。今のところここくらいしか見つけられていないがこれからは渡英の度に少しずつ見つけていこうと思う。
名前 アクセス 概要 Websiteにある以外の写真 オススメ度
Roebuck
グッドビアガイド掲載
ウォータールーから約30分のfulwell駅から7分、ヒースロー空港からバスで40分 30年以上パブリカンをやっているTerryは、パブをやるのが小さい頃からの夢で、28歳に初めてパブリカンに。98年にここを買い取った。今となっては貴重な個人経営店。夜11時をすぎると赤に変わる信号機や、パーキングメーターまで「交通」にまつわるいろんなものが飾ってあるが、Terryが今まで集めた貴重なものばかり。ビールの管理の仕方はパブで習ったとのこと。ちなみに私はロンドンでへべれけになった帰り、ウォータールーから終電に乗り、見事終点まで寝過ごしたが、なんと車庫までの途中だということでFulwellまで乗せていってもらった、という貴重(?)な経験をした。
★★★

《田舎編》
ベストパブ」の項でも紹介しました。いろいろ泊まりましたが、歴史、人、ビール、料理、すべてが揃っているところは多いようで少ないです。下記は、電車では行きづらいので、アクセスは記しません。いわゆる「歴史的英国パブ」ガイドブックによく載っているような店ばかりですが、こういう店は、地元の人しか行かないからこそスポイルされないのでしょう。次に訪ねるときは、電車かバスでの行き方を調べてみます。
名前(場所) 概要 オススメ度
Barley Mow
(Derby)
英国で「とっておきのカントリーパブ」的な本でよく紹介される古いパブ。あわやパブ消滅か、という危機を救った女主人が経営 ★★☆
幽霊が出るかもなので2つ。詳しくはリンク先を
Nelson & Railway Inn
(Nottingham)
「ローカル(地元の)パブ」の典型。地域に慕われる主人。チャリティにも多く貢献、経営にも意欲的に挑戦している ★★★
The Halfmoon
(East Sussex)
「ハイキング中に立ち寄りたいカントリーパブ」的な本で紹介され、有名人も通ったパブ。オーナーの商才も光る ★★★
The White Hart
(Buckingham)
今は少ないフリーハウス。料理の充実、B&Bの開業など、意欲的に経営を始めた ★★☆

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