今回は、このパブでの一日を、いち従業員の視点からレポートしてみます。
10:00 パブ内のお掃除(お手洗いも含みます)、机の配置
11:00 カウンター内の準備(TBarの準備、ストック補充)、スペシャルボード準備、ティル準備
12:00 開店!と同時にランチタイムスタート
14:00 ランチタイム終了
16:00 何故か仕事帰りのサラリーマンがこの時間からやってくる。この時間から込みだす
17:30 (Night Time勤務の場合は、この時間にまかないの夕食を頂きます)
18:00 Night Time勤務と交代
22:00 キッチンClose
23:50 ラストオーダー
00:00 ラストオーダー終了、ティルクローズ、閉店準備
00:30 閉店
(00:50) 金・土曜日はこの時間がラストオーダー
(01:00) 金・土曜日はこの時間がラストオーダー終了、ティルクローズ、閉店準備
(01:30) 金・土曜日はこの時間が閉店
お掃除が趣味の私にとって、パブの掃除は結構楽しいものです。床がピカピカになった時の喜びはなんともいえません!といっても次の日にはまた汚れてしまうのですが。
特に日曜日は12時の開店と同時に、レギュラー客が一気に入ってきてちょっとしたラッシュを迎えます。だいたいこんな状態が3時位まで続いて、てんてこ舞いです。殆どがサンデーランチ目的なので、2時頃には売切れてしまいます。12月はクリスマスの時期にあわせて、チキンの代わりにターキー(七面鳥)が毎日スペシャルとして用意されます。
日曜日はサンデーランチがスペシャルとして用意されます。月曜日から土曜日は大体5種類のスペシャルが日替わりで用意されます。冬の時期は2種類のスープと、ストロガノフやコテージパイ、アイリッシュシチューなどの暖かメニュー、ステーキやフィッシュ&チップスなどがスペシャルになります。夏場はスープの代わりにサラダやおつまみ感覚のメニューが登場します。この時期の平日はランチタイムと週末を除いて、日中は非常に閑散としています。月・火曜日のナイトタイムは殆どレギュラー数人だけです。
深夜12時10分前にラストオーダーのベルを、12時に最終オーダー終了のベルを鳴らします。その後(私は責任者なので)キャッシュアップ(精算)とロックアップ(施錠)、録画テープ確認ほか一連の作業をして、戸締り確認の後、一人パブを後にするのは大体、夜中の12時半過ぎ。その後、ナイトバスで帰途につきます。
そうそう、戸締り作業は一人でするのですが、今のところ”幽霊”達にはまだ遭遇していません!
Comment(Terry)
2005年くらいまでは、夜23:00までと決められていたパブの営業時間。これは第一次世界大戦下のストイックな規律が残存していたためだそうです。2005年末以降、届出を出せば、その時間以降の営業が認められるようになりました。ですが、すぐに営業時間延長に踏み込むパブは多くありませんでした。23:00までという時間がみなに定着しているため、延長をしてもそのコストを上回るだけのニーズがあるとは思われなかったのです。
ですが、このパブではいちはやく営業時間延長を取り入れ、平日は12時まで、週末は1時30分までやっているみたいですね。それでも朝まで、とならないところが英国民の保守的なところをあらわしている気がします。
しかしみなさん、夕方からパブで飲めるなんて、どんな仕事をしているんでしょう?